スタック的に見て、ユーザーが今の画面の位置を把握しやすいよう
画面遷移を、iOSアプリの画面遷移に似せて横スライド式とした。
実装にあたっては、AndroidManifestで
Activityごとに画面遷移時のアニメーションを付与した独自テーマを指定する形をとった。
しかし、最終的に解決はしたものの
端末によっては、こちらの意図した動きにはならなかった。
動きに違いが出ていた原因は、以下の2点によるものであった。
- Androidのバージョン違い
- 端末の設定
1について
Android4.0以上と Android2.3xで同じ指定にも関わらず、動きに違いが出た。
これに関しては、動きに違いが出ているActivityのJavaソースの中で
setThemeメソッドを使い、バージョンによってテーマを振り分けることで解決できた。
━━━ 2014/11/23 追記 ━━━
setThemeメソッドを使い振り分けるにはAndroid2.3x用のテーマを作成する必要があるので、
overridePendingTransition(int enterAnim, int exitAnim)
というActivity遷移時のアニメーションを指定できるメソッドがあるのでその方が楽だった。
使い方はstart()あるいはfinish()の後にメソッドを呼び出す。
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2について
特定端末で、画面遷移アニメーションが 全く生じないというものがあった。
原因はトランジションアニメーションスケールという設定がオフになっていたため。
これについては、実は結構根深い。
どういうことかといえば、
2の問題を見つけるきっかけとなった端末(以下検証端末Dとする)は、新品であったためだ。
その端末は初期設定がトランジションアニメーションスケール設定が【オフ】だということになる。
たぶん一般的なユーザーはこのような設定は触らないだろう。
またAndroid4.0以上ではこの設定は開発者向けオプションの中にある。
ましてやAndroid4.2(だったと思う)からは、初期状態では開発者向けオプションは表示されていない。
いよいよ一般的なユーザーは設定を変更することは無いだろう。
初期状態においてその部分が、
アプリのプログラムに特別な干渉を加えない【1x】ではなく
画面遷移時のアニメーションを無効とする【オフ】になっている端末があるということ
ちなみに検証端末DはAndroidのバージョンが4.2.2であった。
もし、検証端末Dと同じ端末を使っている方が、このアプリをダウンロードして使ってくれたとしても
苦心して実装した画面遷移の動きは、届くことはないと思われる。
全くもって開発者泣かせな事象である。
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